長期の屋外使用にも耐える!耐候性の結束バンド

結束バンドは使用される環境、条件に最も適した材質のものを選択する必要があります。

施工の際に適切な材質の結束バンドを選択することは、不必要な再施工を抑えることができ、結果的にはコストダウンに繋がるのです。日光が当たる屋外での施工の際には、耐候性の高い結束バンドが求められます。

太陽光線中の紫外線が、照射している物質の分子構造を破壊してしまうからです。プラスティック材質では紫外線にさらされていると色があせ、強度が大幅に低下し脆くなってしまいます。耐候性に優れている材質のひとつは、耐候性ナイロン66またポリプロピレンです。安定剤のカーボンブラックを混合することにより、より耐紫外線性が強化されています。また、DuPont社のテフゼルに代表される特殊プラスティックは、耐紫外線性が非常に強く、安定剤を混合せずに製品にすることができます。また、それぞれの材質には耐用年数の違いもあります。

特に10年以上の屋外使用が予測される場合などは、高耐久のテフゼルなどが適しています。こういった材質の結束バンドは、ソーラーパネルの施工時に大量に使用されています。屋外使用となるので耐紫外線性はもちろん、潮風に曝される沿岸地域や、豪雪地帯などの融雪剤が使用されるような地域においては、耐塩化亜鉛性に優れていることも重要です。耐候性ナイロン66は耐塩化亜鉛性に乏しいので、耐候性ポリプロピレンやテフゼルなどの材質でできた結束バンドを使用するのが良いでしょう。

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